北欧旅団

滅多矢鱈に旅から旅へ。心のおもむくままのさすらい日記。ボトル片手に明日は何処へ・・・

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ジン法令

vienna


煙草を召されるか。

すでに遠い昔の話ではあるが、漁師、大工に大勢の仲間や知り合いが大勢いた。

皆、荒くれ者で気のいい連中だったが、誰もが酒好きで煙草吞み達だ。

人にものを尋ねるとき、共に小休止を取る時、ふらりと現われてはそれぞれに

煙草を挨拶代わりに差し出す。豊かではない者も大勢いたし、日々の糧にも

困窮しているものもいた。それでも健気に頑張って毎日を送っていた。そんな

彼らの僅かな楽しみは安酒に安煙草。ほんのささやかな贅沢だ。

ところが、日本を支え、礎となる下級労働者と言われる人々のささやかな

楽しみである煙草がとてつもない重税を掛けられ、奪われようとしている。



ジン法令をご存じか。

昔、イギリスで貴族たちは貴酒と呼ばれるワインやシェリーを楽しんでいた。

その陰では下級労働者たちは安価で度数の高いジンで日々の辛さや疲れを

忘れていた。そんな下級労働者をまるでウジ虫のように忌み嫌った貴族たちは

ジンに対して法外な税金を掛けた。その結果、民衆はたちまち暴動を起こし、

暴徒と化した多くの民衆は国家に対して反抗した。

もちろん、アメリカの禁酒法も同じで、結果は国家が折れ、元通りの税率に

戻った。

今、日本にも同じことが起ころうとしている。煙草・酒・ガソリン・・・

様々な対象が我々の手から消えようとしている。
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光 〜 hikari 〜

闇

闇に閉ざされた森の小径を抜ける。

トライアンフはうねる様なワインディングを滑り、

いつしか街の匂いを思い出させる。

アベラワーの甘く優しい香りにも似た街の灯が

松脂の如きアイラモルトの芳香からこの身を解き放つ。

光よ、

今しばらくは俺を包み込んでいておくれ。

テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

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ノルウェーの月

ノルウェーの月

からっぽのスキットルにゴードン&マックファイルを

つぎ足し、松脂の香りが俺を深い森の中へ誘い込む。

35年のマックファイルはきつい松脂の香りと相まって

夢幻の世界を醸し出す。

気が付くと樹影の切れ間から青白い月が細く月明かりを

伸ばし、俺を照らし出していた。
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